今回のテーマは、バレエ団オーディションの就活準備やバレエ団の移籍準備は1年のシーズンを通していつから始めた方が良いのか解説していきたいと思います。
大まかに言えばどれくらいの時期からアンテナを張り始めた方が良いのかということです。
すでにバレエ団オーディションの就活活動を行ったことがある人は大体想像ができると思いますが、まだ就活をやったことがない学生は意外にも想像できない人が少なくないので、そんな学生さんはぜひ参考にしてみてください。
目次
バレエ団オーディションの就活準備はいつから始めるべき?
バレエ団のオーディション活動を始める最適な時期は10月~12月の間からが理想だと思います。
なぜならバレエ団オーディションの開催が一番多い時期が1月から3月だからです。
このオーディション開催が最も多い時期の1ヶ月、2ヶ月前からオーディションへの準備を着々と進めて、オーディション市場が賑わいだした頃に勝負をかけるというのが効率的だからです。
では、オーディション市場が開く前のオーディションへの準備とは一体を何をするのでしょうか?
バレエ団のオーディション活動に向けて準備することとは?
バレエ団のオーディション就活を行う前の準備期間(10月から12月)で主に最低限準備しなければならないことはこの6つだと思います。
- CV(履歴書)作成
- 顔写真・ダンスフォトの用意
- オーディション用のビデオ作成、アップデート
- 自分が興味があり、入団できそうなバレエ団の目星を付ける
- オーディション応募メールのテンプレート作成
- オーディションルートや予算や予定の算出
この6つを準備しておけばいつでもバレエ団のオーディション就活に行く準備ができると思います。
では一つ一つ詳しく見ていきましょう。
1.CV(履歴書)作成
まず最初にしなければならない準備は、バレエ団オーディション用のCV(履歴書)作成です。
オーディションに応募するには必ずと言っていいほどあなたの履歴書をバレエ団に送らなければなりません。
これがなければオーディション活動を始めることができないので、まず最初にCVを作った方が良いと思います。
CVの細かな作り方はこちらをチェックしてみてください
2.顔写真・ダンスフォトの作成
顔写真(ヘッドショット)やダンスフォトもCVと同じく、オーディションに応募する時に必要になってくるものです。
履歴書の書類上だけでは分からないあなたの容姿、プロポーション、踊り方、キャラクターなどをバレエ団が詳しく評価するために応募の際に送らなければならないので、前もって時間をかけて準備をしなければなりません。
この顔写真(ヘッドショット)やダンスフォトは自分のスマホやカメラで撮影することもできるのですが、プロのカメラマンに依頼してより完成度を上げた写真を作った方がオーディション活動の成功率は飛躍的に向上します。
プロのカメラマンに依頼するのはお金と時間がかかってしまうので、なるべく早く準備に取り掛かった方が良いと思います。
3.オーディション用のビデオ作成
バレエ団のオーディション募集要項には「応募時にビデオも送ってください」と書かれてあることも珍しくありません。
また、ビデオを送ってくださいと書かれていなくてもビデオを送ることで、オーディション活動の成功率を上げることができます。
なぜなら動画の方が写真だけと比べて、あなたの特徴やストロングポイントをアピールできることと同時に、バレエ団もあなたがどんなダンサーなのかハッキリと評価することが出来るからなのです。
なので、オーディション用のビデオ作成も大事になってきます。
ビデオは先ほどの顔写真・ダンスフォトと同じくプロに依頼した方が良いのですが、あなたの踊りのストロングポイントを知っているのはあなたしかいないので、自分で撮るか友達に頼んで撮ってもらい自分が一番と思えるビデオを何度も取り直して作った方が良いかもしれません。
これも結局時間がかかってしまうのでなるべく準備に早く取り掛かった方が良いと思います。
4.自分が興味があり、入団できそうなバレエ団に目星を付ける
先ほどご紹介した上の3つのオーディションに応募する時に必要なもの「CV(履歴書)作成、顔写真・ダンスフォト、オーディション用のビデオ作成」を準備した後は、自分の興味がある、働いてみたいバレエ団やチャンスがありそうなバレエ団を調べます。
「オーディションの応募に必要なものは揃ったから早速オーディションに行こうぜ~♪」と思っている人は多いと思いますが、世界には多くのバレエ団が存在していて毎年多くのバレエ団がオーディションをしているので、どのバレエ団に自分が興味があるのかをまずは調べてからオーディションを受けにいかなければ何の意味がありません。
ただ闇雲にオーディションに挑戦して、どこでもいいから就職したいと思っている人もいますが、それでは仮に無事に契約を勝ち取って入団できたとしても、自分に興味がないバレエ団の職場ならその後は長続きはしないでしょう。
そこで、自分はこの作品やダンサー達と踊って経験を積みたいやこんな芸術監督、振付家の下で働きたいなどを想像して、自分が興味を持つバレエ団を調べてまずは書いてみてください。
5.オーディション応募メールのテンプレート作成
狙いを絞って目的のバレエ団が定まったら、次は遂にオーディションに応募してみましょう。
ただ普通に「オーディションに参加させてください」というシンプルなメールで良いのですが、ここでも一工夫加えるテクニックを使うことで成功率を上げることができます。
なぜなら、オーディションへの応募メールは300、400通ぐらい来るのが当たり前で、みんなが全て同じ書き方や同じ内容で送ってきます。
ここで少し人とは違う書き方をすれば、少し相手の印象からの印象を良くすることで、オーディションへの招待もより貰いやすくすことができるかもしれません。
オーディションシーズンの大まかな流れ
ではオーディションへの準備が終わり、いよいよオーディションシーズン本番に入ってからの大まかな流れをご紹介したいと思います。
- 10月~12月:オーディションに向けての準備
- 12月:自分の踊りを磨く
- 1月~2月:チャンスがあるオーディションを受けつつ本命を狙う
- 2月~4月:本命をどんどん狙っていく
12月:自分の踊りを磨く
10月~12月までにオーディションへの準備を整えたら、今度は自分の踊りを徹底的に磨いてオーディション対策をしましょう。
この対策というのは、踊り方を自分が狙っているバレエ団の踊り方に適応させる、順応させるということです。
バレエ団のレパートリーやダンサーを徹底的に調べて、踊り方を真似てみたりして、バレエ団が求めるダンサーにより自分を近づけてフィットさせます。
またオーディションを成功させるためにもイメージトレーニングが必要になってきます。
例えば人数が多く、踊るスペースがあまりないオーディションでいかにして大きく踊ってアピールするか、大人数に囲まれたプレッシャーの中でも平常心で踊りぬくといったイメージトレーニングをしておいた方が成功率を上げると思います。
プライベートオーディションの場合はすぐに自分の味のある踊り方を加えて踊れるようになる練習など、事前に練習していかないとすぐにはできないオーディション対策用の踊りをこの12月で練習します。
1月~2月:チャンスがあるオーディションを受けつつ本命を狙う
早ければ1月の始めからオーディション市場は解放され、多くのバレエ団がオーディションを開催し始めます。
しかし、1月はクリスマスホリデー明けということもあり、まだピークの時期とは程遠いですので、自分が狙っている本命のオーディション状況を探りつつ、チャンスがあるオーディションは本命の練習と思って最低一回は参加することをオススメします。
そうすることによってオーディションの雰囲気と緊張感を経験し、結果はどうあれオーディションの中での自分の課題と改善点が分かります。
これを踏まえた上で本命を狙っていきましょう。
2月~4月:本命をどんどん狙っていく
2月に入ったら、とことん狙って数打ちしましょう。
オーディションは受けに行かなくては、受からないのでとにかく自分の気が済むまで挑戦し続けましょう。
4月までと書きましたが、5月や6月にもオーディションをしているところはあるので、シーズン終わりまで諦めずに頑張りましょう!
詳しいバレエ団のオーディション開催時期はこちらをチェック
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