- 海外にバレエ留学して、卒業後はプロのダンサーとしてステージに立ってお給料を貰いながら独り立ちした生活を送りたいと思っている学生
- 今は趣味で習わせているけど、将来チャンスがあれば娘をプロバレリーナにさせられたらいいなと思っているご両親
などに向けて、まずはプロになる為の壁=バレエ団オーディションの内容や流れをご紹介します。
バレエ団オーディションは、いったいどういう流れで行われているのか詳しく見ていきたいと思います。
目次
1.オーディション受付
オーディションへのインビテーション(参加招待状)を貰い、指定された日時にオーディション会場に向かうのですが、ここでまずは受付からスタートします。
受付は劇場の入り口で行われることがほとんどですが、たまにバレエ団が普段違うところで練習している場合はそこのスタジオのレセプションで行われます。
受付担当者の方に「バレエ団のオーディションに参加しに来ました」と告げて受付を行いましょう。
ゼッケンを配布される場合はしっかり失くさないように!!
受付に行く時間は最低でもオーディション開始時刻の1時間前までに行きましょう。
オーディションの参加者が多い場合は受付が混雑し、オーディション前の十分なウォームアップの時間を確保すことが出来ないことがあるので、時間に余裕もたせて緊急時に対処出来るようにすると良いです。
チェックポイント
事務の方がしっかりしているバレエ団は、参加者の名前を予めリスト化して、参加者一人一人のCV(履歴書)、顔写真をコピーしているので受付で名前を告げるだけでいいのです。
しかし、ながらたまにあまりきちんとしてないところはオーディションの詳細情報やバレエ団のメールに事前に記載してなかったにも関わらず、当日の朝の受付でCV、顔写真の提出を再度求められることがあるので、毎回オーディション参加時は予備のCVを準備しましょう!
ちなみにCVの書き方はこちらを参照してください☟
バレエ団・バレエ学校オーディション用のCV(英文履歴書)の書き方・参考例
オーディション会場のスタジオ入り
受付が終了して、その後は用意された更衣室で着換えを済ませてから、いざスタジオに入ります。
参加者の人数にもよりますが、大規模なオーディションだと一つのスタジオに100人ほど一気に詰められることもあるので、早く自分のウォームアップが出来るスペースを確保しましょう。
チェックポイント
日本人にあるあるなのですが、スタジオのこの大人数の圧迫感と他の外国人ダンサーの謎の自信満々な顔に負けてしまい、ウォームアップ時点からひ弱になってしまうのですが…ここは戦場です!
食うか食われるかなので、練習してきた自分を信じて自分のいつものペース、ルーティーンを崩さないようにしましょう。
バレエオーディションの内容
ついにオーディションスタートです。大抵のオーディションはクラシックのクラスの
- バーエクササイズ
↓
- センターエクササイズ
↓
- ジャンプエクササイズ
の順に行われていきます。
またオーディションの自分の立ち位置ですが、オーディションの開始前にバーの配位置決めがあります。
受付時に貰ったゼッケンの番号順に配置決めが行われることがほとんどなので、指示に従い自分のバー位置に着いてオーディション開始です。
第1関門(バーエクササイズ)
まず基本的に審査員たちはこのバーエクササイズでダンサーたちのプロポーションや踊りの基礎を審査します。
バレエ団のスタイルやすでに所属しているダンサーたちに新しく加えても問題がないか吟味します。
参加者が多いオーディションはこのバーエクササイズ終了後に、次のセンターの踊りも見たいダンサーをセレクトして、選ばれなかった人たちはここでオーディション終了となります。
第2関門(センターエクササイズ)
バーエクササイズからセレクトされた人達は次はセンターエクササイズへと駒を進めます。
ここでもゼッケン番号順に並びグループごとに踊りを見せていきます。
女性ダンサーの場合はここからポワントを履いて踊り始めます。
第3関門(ジャンプエクササイズ)
センターエクササイズの次はジャンプエクササイズです。
ジャンプエクササイズはスペースを大きく使うのでグループの人数も3人や4人1組と少人数になります。
また男女混合の場合はここで男女グループ分けして各々違う振付で踊ることもあります。
クラス終了後
クラス終了後はバレエ団の方からの次の指示が伝えられます。
先ほどのクラシッククラスだけの場合はここでオーディション終了で、帰宅後の翌日などにメールにて合否発表という流れです。
クラシッククラス終了後に、クラスから選ばれたダンサーたちがバレエ団のレパートリー作品をその場で覚えさせて踊らせる、もしくは参加者自身があらかじめ用意してきたVaやコンテンポラリーのソロを踊らせるという個別審査を実施するオーディションもありますので、事前にオーディション内容を確認しましょう!
バレエ団のレパートリー作品の場合
バレエ団のレパートリー作品を踊る場合は、柔軟な対応力と経験がカギになります。
ほぼ初見でバレエ団からの振付をひたすら覚えなければならないので、対応力が問われてきます。
振付をただ覚えて踊るだけではなく、次は自分のスタイルやエッセンスを入れて魅力ある踊りにアレンジしてアピールする経験力も問われてきます。
持参したソロを踊る場合
あらかじめ準備した自分のVaやソロを踊る時に注意してほしいのが、踊りの長さと音楽です。
踊りの長さは長くても3分以内に収めましょう。
みんながみんな5分以上踊っていると、いつまでも経ってもオーディションが終わらないので常識の範囲内に収めてください。
音楽はCDやUSBに入れて来ると思いますが、事前に複数のデバイスで音楽が再生されるか確認してから持って来ましょう。
せっかくのアピールチャンスなのに音楽トラブルでダメではもったいないので気を付けましょう。
オーディション終了後
オーディション終了後は、合否の発表もしくは後日発表の説明を受けて終了です。
ラッキーな場合、オーディション終了後に芸術監督と面接出来るチャンスもあるので建物内から出るまで気を引き締めましょう。
まとめ
- バレエ団のオーディションの流れとしては受付 →スタジオ入り →立ち位置決め →オーディション開始という順に進められていきます
- 受付はオーディションの1時間前には出来るように行動し、緊急時のための予備のCVを用意
- 早めにスタジオ入りしウォームアップの場所を確保しましょう
- オーディションの内容はクラシックのクラスから始まりバーエクササイズ、センターエクササイズ、ジャンプエクササイズの順に行われる
- その後オーディションにもよるが、バレエ団のレパートリー作品を覚えて踊るか自分が事前に準備してきたソロを踊るという流れになります
バレエ団オーディション攻略法パート2へ続く
おまけ:バレエ団オーディションサポート
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バレエ留学、バレエ団どちらの相談も可
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その他のリクエストなどのご相談を、ヨーロッパで培った経験や知識をフル活用してサポートさせて頂きたいと思います
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料金:2,500円+税
皆さんもすでにお判りでしょうが、バレエオーディションはとにかく難しいです😢
どんなに実力があったとしても、運と縁がなければ成功を手に入れられない場合があります。
私も何回もオーディションに落ちた経験があります…
しかしこのAUDITIONBALLETOKを始めて、オーディションを自分自身で研究するうちに、少しオーディションのことについて詳しくなりました。
そこで皆さんにこのオーディション情報をシェアして、成功するための運をテクニックと知識で、少しでも引き寄せていただきたいのです😌
なかなか人に言えない相談もあるかとは思いますが、どうかご安心して、何でもお話しください。
皆さまとお会いできることを心より楽しみにしております!!